DTM講座 ボーカル録音に必要な機材④ウィンドスクリーン
ま:ボーカル録音講座 続きです♪
り:分かりやすい「ボーカル録音に必要な機材」解説図を見ながらどうぞ!
【ボーカル録音に必要な機材】
4.ウィンドスクリーン(ポップガード)
け:あーこれこれ!
わ:これですよ。ボーカル録音と言えば。
ま:わー♪プロっぽ~い♪
【ウィンドスクリーンは「吹かれ」を防ぐために必要】
あ:これ、なんで必要なんですか?
師:ボーカルに特有のノイズである「吹かれ」を防ぐためじゃ。
り:?
師:みんな学校の朝礼などで、先生がマイクに近づいて喋ると
「ボフっボフっ」と言うのを聞いたことがあるじゃろう?
わ:あぁー、あれですか。
師:マイクは音=空気の振動を電気に変換するんじゃが、
どんなに大きな声を出しても、その空気の振動を肌で感じた
事は無いじゃろう?
あ:そ、そう言われれば確かに。。
師:一方、「ふー」と声に出したときには、口元に手のひらを当てておくと、
空気の振動を肌で感じることができる。
け:「ふ」「ふ」
ま:「ふー」
り: 「ふ」以外の音 → 肌で感じないほど小さな空気の振動
→ マイクで電気に変換すると数mV。
「ふー」 → 肌で感じることができるくらいの空気の振動
→ マイクで電気に変換したら数V? ってことですね!
【「吹かれ」は普段の音の数千倍のエネルギー】
わ:なるほど。ノイズ(雑音)と言っても、いざ電気になると、元の音の
1000倍以上の大きさ!これは放っておく訳にはいかないですね。
師:そうなんじゃ。実際、「吹かれ」が入ったものをそのままスピーカー
で流すと、スピーカーが壊れてしまうこともあり得るんじゃ。
け:ひぇぇ!
あ:そんなものがCDで発売されたり、放送で流れたりしたら・・・
り:た、大変だ!
師:なので、危険な「吹かれ」が入らないようにウィンドスクリーンを
使うんじゃ。それでも「吹かれ」が100%防げるわけではない。
ま:えぇぇ?
あ:そんな時は対策があるんですか?
師:1.「フカレ」が入ったテイクはNGテイクにする。
2.どうしてもOKにしたいテイクに「フカレ」が入ってしまっている
場合は、ローカットフィルターを使用する。
などの対策があるのぉ。。
【プロのレコーディングスタジオで使うウィンドスクリーン】
ま:プロのレコーディングスタジオで使うウィンドスクリーンってあるんですか?
師:昔はアマチュアが使っているものとほとんど変わらず、
刺繍枠にパンストを張ったようなものを使っておったんじゃ。
しかし、この手のウィンドスクリーンは、高域がおとなしくなってしまう
デメリットがあったんじゃ。
わ:モコっとした感じ?
師:2000年ごろ、STEDMAN社が金属製のウィンドスクリーンを発売し、
「あっ」という間にプロ用スタジオの定番となったんじゃ!
あ:普通のウィンドスクリーンの数倍の価格ですが。。
師:1.モコモコにならない
2.「吹かれ」を防ぐ力も強力
3.水洗い可なので臭くならない!
なので、断然オススメなんじゃ。
け:ウィンドスクリーンは
・マイクスタンドにはさむグースネックで取り付ける
・マイクスタンドに直接取り付ける
の2つの取り付け方法があります。
わ:いずれもネジのサイズが違う場合は、変換ネジを用意しましょう!
り:また、
・マイクスタンドに直接取り付ける
場合には、マイク用のマイクスタンド + ウィンドスクリーン用のマイクスタンドで、
計2本のマイクスタンドが必要ですが、しっかり固定でき、微調整もしやすいので、
プロはなるべくコチラでやってます。
プロでは定番 STEDMANウィンドスクリーン マイクスタンドにはさむグースネックで取り付けるタイプ
プロでは定番 STEDMANウィンドスクリーン マイクスタンドに直接取り付けるタイプ
【レコーディング講座:ボーカル録音に必要な機材】
①マイク
②マイクケーブル
③マイクスタンド
④ウィンドスクリーン
⑤HA(⑧⑪を含む)
⑥リミッター
⑦マイクケーブル
⑧オーディオインターフェイス
⑨パソコン・DTMソフト
⑩USB/FWケーブル
⑪キューボックス・小型ミキサー
⑫ヘッドホン
音楽ブログ集
Originally posted 2011-09-18 19:05:00.