DTM講座 DTM入門2
DTM用コンピューターの選び方
わ:DTMといえばコンピュータが必要だよね。
り:最近はパソコンも安くなってるけど、、、
ま:たくさんありすぎて、どれを買ったらよいのか分からな~い!
あ:特に「DTMに求められる性能」って、ありそう。。
け:インターネットやワープロとはだいぶ違うしね。。。
【DTMはやっぱりマック?】
わ:音楽業界といえばやっぱりマックなんですか?(マッキントッシュ)
師:そうじゃのぅ。普通の会社員に比べるとMAC率は高いな。
特にスタジオで使うProToolsは、Windows版もあるが、Avid社がどこまで
本気でWindowsに取り組もうとしているのか分からんからのぅ。
他にも映像編集やデザインの分野ではまだまだMACが有利じゃの。
あ:一時はいつ倒産するかとハラハラだったけど、iPhoneやiPadで持ち直したどころか、
かなり儲かってるみたい。
け:iPhoneやiPadではDTMできないのかな?
り:いろいろ試してみたけど、ちょっとまだ使いにくそう。。
ま:Mac については、問い合わせが多いので、別途
MacでDTM・DAWをはじめる方法
をご覧ください。
【DTMに求められるパソコンの性能=リアルタイム性】 ----------—-以下はWindowsでもMacでも共通!!!----------—
師:簡単に説明すると、
オーディオの録音・編集・ミックスが中心ならMacPro。
「オーディオはボーカルのみ」、とか、「打ち込みだけ」ならそれ以外でも概ね十分じゃ。
わ:確かにMacProはクアッドコア(4コア)か6コアXeonを更に2個積んで強力そう
ですが、他のもデュアルコア(2コア)やクアッドコアですよ?
師:CPUは確かに重要じゃ。特にトラック数が多い場合は複数の処理を平行してできる
マルチコアのメリットは大きい。
しかし、DTMは特殊じゃからのぅ。
り:どんなところが?
あ:リアルタイムってことですね!
ま:あ、そうか。ワープロや表計算なら、ボタンを押してから反応が遅くても
待ってればいいだけだけど、、
け:それじゃぁ音楽はテンポやリズムがおかしくなっちゃうな。
師:そのリアルタイム性がパソコンには結構酷なんじゃ。それで、
・CPU
・ハードディスク
・メモリ
・ビデボ
・電源
・拡張スロット
等の性能が求められるんじゃ。
わ:なるほど。その辺はWindowsでも同じそうですね。
あ:じゃぁ、1つ1つ整理してみましょう。
け:
1.ハードディスク DTMシステムにはSSDがオススメ!
師:ポイントは2つ。
・オーディオを録音する場合は特に、ハードディスクを2本用意して、
1本目->OS、DTMソフトなど
2本目->録音したオーディオデータ
という風に、ハードディスクを分けること。オーディオトラック数が多い
場合は、更にオーディオ用ハードディスクを追加することがある。
・ハードディスクはなるべく高回転(7200rpm以上)のものを使う。
特にOS用には少し高価じゃがSSDが絶対お勧めじゃ。
り:うぉぉー、SSDってめっちゃ早いですね。
DTMソフトもハードディスクのときより安定したような。
師:DTMソフトが処理の際に使うTemp(一時)ファイルと、
OSが使う仮想メモリがSSD上にあると、だいぶ安定するようじゃな。
わ:こりゃもうハードディスクには戻れんな。。。
あ:逆に「Windowsノートはほとんど4600rpmなのであまりお勧めできない」ってことですね。。。
ま:SSDも載せ換えは簡単ではないし、まだまだプチフリなどの問題もあるけど、
DTMでは特にメリットは大きいので、勉強してみる価値あり!
SSDを安く買う方法
け:
2.メモリ
師:最低4GB以上。トラック数やイフェクターが多い場合は8GB以上がお勧めじゃ。
り:うぉぉー、2GBから4GBになるとだいぶ早くなって安定するな!
わ:4GBから8GBも意外と変わる~。
あ:ただし、Windowsの32bitOSではメモリは4GBまでしか認識できません!
ま:Windowsではまだ公式には対応していないDTMソフト/ハードも多いですが、
64bitのメリットも大きいので、将来的にはWindows7(64bit)が中心になるでしょう~
け:
3.ビデオボード
師:ミキサー画面、編集画面、ソフトシンセ、プラグインなど同時にたくさんのウィンドウを
立ち上げようと思うと、液晶モニターは、なるべく高解像度のものか、複数モニターが
あると便利じゃ。
また、DTMソフトはプレイバック中にリアルタイムでメーターがピコピコ動いたり、
色使いも華やかなものが多いので、液晶モニターへの出力も結構負荷となるんじゃ。
ある程度のもので十分じゃが、ビデボが他の動作の足を引っ張らないように!
り:ふへー、結構大変ですね。。
け:
4.電源
師:あまり目がいかないが、これだけいろいろパーツが豪華になると、使用電力も
結構なものじゃ。PCの電源容量は余裕のあるものにしておくと、不慮の事故を防げる。
また、UPS(無停電装置)があれば、急な停電にも安心じゃ。
わ:おぉ!本格的!
け:
5.拡張スロット
師:これはオーディオインターフェースや外付けDSPでPCIボードでの接続のため。
USBがいまだにあまり安定しないので、PCIボードタイプやFireWire接続の
ものが(比較的)安心じゃ。
あ:WindowsではFireWireインターフェースも標準ではないことが多いので、
その場合にはFireWireカードを増設する必要がありますね!
また、UAD-2などのDSPも各種出ているが、
「FireWire接続のものはPCIeスロットに刺すタイプよりかなり不安定」という
アンケート情報があります。PCIe(X1)スロットで複数枚使用するなら
ゲーム機なみのスペックのフルタワー型PCの方が安定するかもしれません。
ま:いずれもお使いのパソコンに接続できる形式や
相性問題等ありますので、よく調べてから買いましょう~。
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Originally posted 2011-08-23 23:22:00.