DTM講座 ボーカル録音に必要な機材①
あ:コンピューターが便利になり、DTMが発達しても、
ポップスやロックの作品作りでは、
ボーカルやギターの録音がどうしても必要ですね。
わ:本サイトでは、自分である程度、伴奏の打ち込みができたら、
あとはプロのレコーディングエンジニアに相談し、
レコーディングスタジオで録音することをオススメしています。
り:でも、ある程度は自宅でボーカル録音したい!
け:プロのボーカルレコーディングはどうなってるのか知りたい!
ま:というご要望にお応えして、ボーカル録音講座です♪
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【ボーカル録音に必要な機材】
わ:さっそくですが師匠、ボーカル録音に必要な機材を教えてください。
師:まーこんなもんじゃの。
り:出ました!分かりやすい「ボーカル録音に必要な機材」解説図!
け:ははー、これだけ買い揃えてセッティングする費用と手間隙を考えたら、
始めからレコーディングスタジオで録音する方が安いかも。
1.マイク
師:声(空気の振動)を電気(の振動)に変換するんじゃ。
あ:やはりコンデンサーマイクが必要ですか?
師:必要と言えるか分からないが、
実際にプロでは、ボーカル録音の99%はコンデンサーマイクを使用しておるんじゃ。
あ:そ、そんなに。。
り:圧倒的!
わ:コンデンサーマイクが必要な理由は?
師:ダイナミックマイクよりも指向性が広く、より自然な音で収音できるからじゃ。
人間の声は7割が口から出ておるが、残りの3割は鼻・頭・胸から出ていて、
口元だけをマイクで狙っても、「その人の声」にはならないんじゃ。
り:「その人の声」は、「口+鼻・頭・胸のミックスされた音」ということですね。
【実際にプロのボーカル録音で使われるマイク】
わ:実際にプロのレコーディングで使われているマイクは?
師:ドイツ Neuman社のU-87が6割。
ま:のいまん ゆーはちなな?
師:定番中の定番。クセが無いので、まずはこれを基準にして、
他に声と相性が良さそうなマイクを探してみることもある。
わ:他には?
師:Neuman社のU-67Tube、U-47Tube、U-47fet、M-49Tubeなどビンテージマイクが3割。
ま:ゆーろくなな、ゆーよんななちゅーぶ、ゆーよんななえふいーてぃー、えむよんきゅー?
あ:ノイマンばっかりなんですね。
り:Tube?
師:真空管マイクのことじゃ。マイク内か電源部に真空管が入っておる。
電気的な性能は最新のコンデンサーマイクのほうが良いが、
最新のマイクでは足元も及ばないほど表現力が豊かなんじゃ。
ただし、それぞれ個性がハッキリしておるし、高価。
しかも、古いものはコンディションのバラつきも大きい。
わ:他には?
師:Sony M-800G
ま:えむはっぴゃくじー
り:マライア・キャリーのビデオで見たっす!
師:これも真空管マイクでガッチリしたサウンドが特徴じゃ。
コネクタや真空管のコンディション調整が難しいが、
「オケに負けない」「前に出る」という点ではダントツじゃ。
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わ:他には?
師:AKG社 C-414
ま:あーかーげー しーよんいちよん?
師:きらびやかなサウンドが印象的じゃ。低音が少なめなので、
ボーカルでは女性ボーカルに限る。
バイオリンなど弦楽器や、フルート・サックスなど木管楽器
でよく使用される超定番マイクじゃ。
【DTM/デモテープ製作用マイク】
わ:ほ、他には?
り:ひつこいんじゃ?
あ:今まで出てきたのが高価すぎて、アマチュアでは手が出せないからじゃ?
け:さすがプロの世界は全然違うんだな~。
ま:アタシの美声と表現力を十分に捕らえられるマイクは、
最低でも100万円以上かしら?
わ:無視無視。。
師:あとはアマチュア向けのボーカル用マイクとしてオススメのものを
いくつか挙げておこう。
オーディオテクニカ社のAT4050,4060
クセは強くて、相性が難しいが、 声質にマッチすれば、ガッチリ前に出てくるし、
コストパフォーマンスが高く、海外ではプロの利用者も多いんじゃ。
師:Rode社NT-2、CLASSIC II
ま:ろーど えぬてぃーつー くらしっくつー
わ:これはアマチュアレコーディング界では有名ですね。
師:コンデンサーマイクや真空管マイクをアマチュアでも使えるように
した功績は大きいな。デモテープ製作には最適じゃ。
NT-2はシャキっと系サウンドで、後でEQしなくてもボーカルがクッキリ聞こえる。
CLASSIC IIは真空管マイクで太めのシッカリしたサウンドが特徴じゃ。
わ:ほ、ほ、他には?
師:SHURE社M-58
ま:しゅあー えむごーはち
け:ごっぱー?
り:ライブハウスとかでよく見かける超定番マイク!
師:ダイナミックマイクなので指向性が狭いが、
シャキっとしたパンチのあるサウンドなので、
テンポの速い曲やラップなどでは相性が良い。
志向性が狭いので、「室内のの反響が大きくて、声が遠くなってしまう」
なんていう人にはオススメなんじゃ。
あ:ライブで使うくらいだから頑丈で取り扱いが楽なのが良いですね。
ボーカル録音のデモテープ製作にオススメマイク Shure社M-58
わ:ほ、ほ、他には?
師:ズバリ、あまりオススメしないな。
り:厳し~っ!
師:CDみたいな音にしたいなら、プロが使っているのと同じものを使うのが一番早くて確実じゃ。
【コンデンサーマイク・真空管マイクの取り扱いに注意】
け:さて、高価なマイクがいっぱい出てきましたが、、、
り:高価なので、取り扱いが難しそー!
師:注意点は3つ。
・ファンタム電源か専用電源ボックスが必要
・振動や湿気に弱い 保管にはデシケーターを使用
・ボーカル用マイクで使われている大型ダイヤフラムは風圧に弱い。
バスドラムやベースアンプに使うと一発で壊れることもある。
ま:おー怖!
あ:コンデンサーマイク・ダイナミックマイクなど、
マイクの種類については、また別コーナーで!
効率よくマイクを選ぶ方法
【レコーディング講座:ボーカル録音に必要な機材】
①マイク
②マイクケーブル
③マイクスタンド
④ウィンドスクリーン
⑤HA(⑧⑪を含む)
⑥リミッター
⑦マイクケーブル
⑧オーディオインターフェイス
⑨パソコン・DTMソフト
⑩USB/FWケーブル
⑪キューボックス・小型ミキサー
⑫ヘッドホン
オーディオインターフェイスの選び方
Originally posted 2011-09-18 10:21:00.