音楽の仕事!
楽しいけれど、楽じゃない
~3つの「楽」~
音楽の仕事、楽ですか?
わ:そういえば、みんな、なんで「音楽の仕事がしたい」って思ったの?
ま:音楽が好きだから?
り:なんか楽しそうじゃん!
あ:なんかみんなでワイワイやってる感じ?
け:ミュージシャンだったら、年に一回アルバム出して、
大きなところでコンサートやって、たまにテレビ出演して、、
あとはウヒャヒャヒャ。。。
ま:なんか目がヤラシイ。。。
あ:でも、師匠の話を聞いていると、音楽の仕事って結構大変そうよね。。
わ:「徹夜続きでシンドイわ~」って言ってることも多いけど、
り:でも、なんかエンジョイしてるよな。。
け:ひょっとしてマゾ?
ま:そーじゃないでしょ!
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け:師匠~、音楽の仕事って、楽ですか?
師:めっちゃシンドイに決まっとるじゃろっ!(>_<)
り:あ~ぁ、やっぱりシバカれた。。。
師:みんな勘違いしてるんじゃが、
音楽の仕事の現場では、楽しいこともたくさんもある。
でも、決して「楽(ラク)」ではないんじゃ。
ま:ですよね~♪
わ:分かってるのか、コイツ?
師:例えば裏方の作曲家・編曲家・レコーディングエンジニアなんかじゃと、
・作業時間は長い。
・睡眠時間は短い。
・無茶苦茶なリクエストをされる。
・時間・締め切りは異常にタイト。(TVのBGMだと、「3日で20曲」ということも)
・給料・ギャラは安い。
・好きでもないジャンルの仕事もやらねばならん。
・コンペ(競争)だと、採用されなければ何曲作っても一銭も入らん。
・機材やプラグインやらサンプルCDやらで、お金はかかる。
Etc.etc…
PA(音響)エンジニアや照明スタッフだと、
・朝は早くから搬入、夜遅くまで撤収。
当然その後、倉庫に戻って機材片付け・翌日の準備。。
・ツアーで6ヶ月くらい家に帰れない。。
わ:完全に3Kの雰囲気ですね。。
あ:シンドそう。。。
け:みゅ、ミュージシャンはそんなことないでしょ?
師:同じようなもんじゃぞ。
・急遽エキストラ(代打)になり、2日で20曲覚えなアカン
・前日、急にキーが変わった(T_T)
・ライブ(本番)では死んでも間違えられない(そんな人には仕事が来ない)
・といって「ただ弾く」だけではライブ・エンターテイメントは成り立たないので、
他のミュージシャンとアイ・コンタクトをとったり、客をアオったり、
振り付けも覚えたり。。。
・衣装も気を使わないといけないし、メイクが必要な場合もある。
Etc.etc…
わ:け、結構大変そうですね。
ま:なんかイメージと違う。。。
師:そりゃ、エンタテイメント産業であり、ショービジネスじゃから、
そんなバタバタしているところを客に察せらるようではアカンのじゃ。
け:俺、シンドイの無理っス。
師:ま、そういう奴は結局、
(音楽に限らず)何やっても続かないのぅ。
け:がーん。
師:音楽の仕事の現場では、楽しいこともたくさんもある。
でも、それは、テレビを見たり、漫画を読んで「楽しい」というのとは、
次元が違うんじゃ。
ま:違うんじゃ!
わ:だいたい、
「なんとな~く、ヘラヘラ~っとやって、ラク~にやって楽しい」
なんてすぐに飽きちゃいますよね。。
師:音楽の仕事は、せっかく就職しても、半年~1年以内に辞める率が5割。
エンジニアなど、裏方だと残念ながら8割ぐらいじゃ。
あ:そ、そんなに。。。就職の競争倍率だって相当高いのに。。
ま:もったいないね。。
わ:想定が甘いのか。。?
り:それとも。。?
音楽の仕事は「楽(らく)」ではない。だから「楽しもう」
師:「シンドイ。
→シンドイからこそ楽しもう。
→めっちゃシンドかったらトコトン楽しまなきゃ損!」
という人だけが、音楽の仕事を続けていられるようじゃな。。。
あ:ただ「音楽が好き」っていうだけじゃダメなんですね。。
り:そりゃぁ、お客さんじゃなくて、「人を楽しませる」側なんだから、
わ:「トコトンやってトコトン楽しむ」人でないと続きません!
ま:音楽専門学校に入る前によ~く考えましょう!
音楽専門学校に入る前に読んでおくブログ
まず、音楽の仕事を知ろう
音楽の仕事をするためには、音楽をたくさん聴いておこう
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後悔しない音楽専門学校の選び方2 -音楽専門学校を考える-
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後悔しない音楽専門学校の選び方4 -プロのミュージシャンになる方法-
Originally posted 2011-10-01 23:07:00.